世の中に『腸活』という言葉があふれ、「やったほうがいいんだろうなぁ〜」となんとなく気づいてはいるけど、でもいまいち、一歩が出ない…という方、いるのではないでしょうか?
そんな方に今回は、腸活をするとどんな良いことが起こるのかをお伝えしたいと思います!
腸が変わると起こる“いいこと”
免疫力が高まり、ウイルスや菌をシャットアウト
ウイルス感染を防衛する免疫細胞の7割が腸に待機しています。
飛沫感染や接触感染によって鼻や口から入り込んだウイルスが、気道や腸などの粘膜のバリアを超えて、細胞組織に侵入してきたところをすばやく攻撃し、体を正常に保つのが免疫細胞です。
腸内環境を良くすれば、免疫細胞の働きがアップするのです!
ストレスを感じにくく、メンタルが強くなる
「脳腸相関」って知っていますか?
脳と腸は自律神経を介してつながっているため、脳がストレスを感じると腸に伝わり腸内環境は悪化、それがまた脳に伝わりストレスを感じる……と、負のスパイラルに陥ります。これが「脳腸相関」。
脳で喜びを感じる神経伝達物質である幸せホルモン「セロトニン」の9割を作っているのは腸内細菌です。
やる気を生み出すドーパミンを合成するビタミンを作るのも腸内細菌なので、腸内環境を整えると、ストレスを感じにくく、毎日をハッピーに暮らせるのです。
自律神経が整い健康体に
自律神経とは、各器官の生命活動を調整するために、たえず働き続けている神経のこと。
活動すると優位に働く「交感神経」、休むと優位に働く「副交感神経」があり、この2つがバランスをとりながら、体をコントロールしています。
そのベストバランスは、どちらも高い状態ですが、現代人は交感神経に偏りがちです。意識して副交感神経を優位にすることが大事です。
実は腸にとっても、副交感神経を優位にすることは重要。
腸のぜん動運動(腸がゴロゴロ動く)が促進されるのは、副交感神経が優位なときだからです。
腸内環境を整えると、自律神経の順応性を高めることにつながります。
おなかの悩みがスッキリ解消
もともと女性は便秘の悩みをかかえがちですが、コロナ禍によるストレスと運動不足で便秘だけでなく、下痢になったという人も急増!
おなかの不調の原因は、腸のぜん動運動が正しく起こっていないこと。
腸に良い食事や運動、腸もみを実践すると、ぜん動運動が正しく起こり、便秘や下痢が改善されます。
無理なく痩せられる!
腸は脳だけでなく、内臓や神経、細胞など、体のすみずみまで影響を及ぼしています。
腸内環境が良くなれば、代謝アップ、エネルギー消費もアップし、食欲を司るホルモンが正常に働くため、無駄に食べることがなくなります。
反対に腸内環境が悪いと、同じだけ食べても太りやすくなるのです。
腸に良いものを食べて、便を出すのが「腸活ダイエット」
ため込まない生活を心がけることで、体も心もスッキリします!
ツヤツヤ美肌になる
ストレスがたまると、おなかの調子が悪くなって肌も荒れてくる。
そんな経験がある方も多いのではないでしょうか?
これは「脳腸相関」が皮膚にダイレクトに反映されるからです。
脳腸相関がうまくいけば皮膚に栄養が運ばれ、肌はツヤツヤと美しく、明るい肌色になります。
また、老廃物や水分が排出されて体温が上がり、全身のむくみもとれるので、小顔&スタイルアップに!反対に脳腸相関がうまくいかなければ、有害物質を排出できず、肌も荒れてきます。
腸と脳と皮膚は互いに強く関わりがあるのです。
結論:腸活をやらないなんてもったいない!
腸活の素晴らしさ、分かっていただけましたか?
体もメンタルも腸からポジティブに!
やってみよう!と思っていただけた方、ここで注意点です。
一気にいろいろ頑張りすぎないこと。
腸に良いからと、あれもこれも始めると疲れてしまいますし、思った効果が出ないと不安やストレスになってしまいます。
何か一つでも生活に取り入れてみて、ゆっくりじっくり自分の体と心に向き合ってみてください。
いつの間にかゴールに近づいてる自分に気づきますよ。