さてさて、 前回は小腸さんのお話でした。
今回は「大腸さん」のお話です。
「水分の吸収」と「便の形成」
大腸さんの長さは約1.5mで、小腸さんの周りをグルッと囲んでいます。 また、大腸さんの特徴として、常に500~1,000種類以上の腸内細菌が存在します。
大腸さんのお仕事は
「水分の吸収」と「便の形成」
まず、小腸で消化されなかった食べ物が大腸に運ばれて、そこで水分が吸収されて、残ったものが 便になります
水分を吸収されるので、元々の水分摂取量が不足していると便が固くなってしまいます 柔らかい便を出すためにも、普段から水分をしっかり摂りましょう!
そして、食べ物は水分を吸収されながら、ぜん動運動(クネクネ運動)によって、だんだん便の形に なって、最後に排出されます。
この「ぜん動運動(クネクネ運動)」が重要なんです。
ほどよいクネクネ運動がポイント!
クネクネ運動が正常に起こることによって、便の形が作られ、運ばれ、外に出ます。
例えば、便秘だからと言って下剤を飲み続けていると、このクネクネ運動が起こりにくくなってき ます…。
この状態が続くと、大腸に便があっても運ばれず大腸内に停滞。
そこで腐敗し悪玉菌が増え、病気になることも…。
キャーーーーっっ 怖い!
でも!だからといって下剤で出すのではなく、自分で動いてもらえるようになることが大切なんです。
逆にストレスなどで過剰に動くこともあります。
動きすぎの人は下痢になりやすかったりし、「便は出てるから大丈夫」って思うかもしれませんが、そうではないのです。
クネクネが過剰だと、水分を吸収する間もなく通り過ぎ流れてしまうので、せっかくの良い菌ま で流れていってしまうんです。
つまり、極端に動かない・動き過ぎるではなく、ほどよくクネクネしているのがNICEな大腸さんなのです。
小腸さん・大腸さんは、私たちのためにとっても頑張ってくれています!
私たちも負担をかけないよう、労ってあげましょう。